とりあえず北に向けてMACブラスト撃ってみようか(本分はいたって真面目)

カッター艦長ならやってくれる、そんな気がする今日この頃ですこんばんわ。
まぁそんなHALO WARS脳な意見はさておき。
とりあえず東北地域の皆さんは肩を撫で下ろせたようで、何よりです。
そして迎撃任務に携わった全ての自衛官の皆様、本当にお疲れ様でした。


自称人工衛星の飛翔体の結果は失敗の可能性が高いという事ですね。
完全な解析にはまだまだ時間を要するでしょうが。
まぁ失敗でも発射実験のデータが得られるわけですから、なんとも言いがたい部分ですねぇ…。



さて、今回はチャンネル桜を見て非常に参考になったので、それを交えてお話します。
物事がひと段落した今後、焦点としては今後の防衛手段をどうするかという事です。
ミサイル迎撃までの流れは一日目の誤報を帳消しにするようなスムーズさで展開、
日本のレーダーも完全にミサイルを捕らえていたとの事で、このシステムが無用の長物でない事を実証しました。
これは日本にとって一つの有用なカードとなりました。
しかし実際に発射したわけではありませんので、非常に不透明なカードになっている。
発射しなかったのならそれが一番良いという意見がもっともなのはその通りなのですが
日本が変わるきっかけとなる最大のチャンスからは一歩遠ざかった事になります。
正直自分は今回の発射で迎撃をしていたら、迎撃の成果が現れ、
成功しようが失敗しようがいやおうなしに集団的自衛権の見直し等がされただろうなぁと思っていました。
自国で自国を守れる国になっていく、そんな最大のきっかけが訪れていたと思われます。
…まぁ、こんな事言ったところでズルい事後談にしか聞こえないので
これに関しては国・国民に対して被害がなかったのを良しとしておきましょう。


このカードの最大の不透明さはいざ実戦になったとき、迎撃可能かどうか。
勿論、飛んできたら可能かどうかではなく迎撃するのみであるというのは前エントリで書きました。
命中精度はさておき、今はミサイルを落とす「拳銃の弾を拳銃で打ち落とす」事は可能です。
では何が問題か。
それはミサイルの違う弾種に対応できるのかどうか、だそうで
子弾を内包した弾頭である多弾道ミサイルであった場合、迎撃が非常に困難になると予想されています。
今のシステム上それが難しいとすれば、北の暴走を止めることもまた難しくなります。
この状況を打破するため、日米は共同開発でそれに対抗できるシステムを開発中で
幸いにも数年後には配備できる形になるとの事ですが
その性能もまた未知数であり、これも暴走を止める画期的なカードになりえるかどうかは現状分かりません。




ならばミサイル発射を止める決定打はないのかといえば、確かなものが一つある。
なんでしょうか。
アメリカが沢山持っているものです。



そう、今回の出来事の中心"核"です。
これ(自称)人工衛星だから、ちょっかい出したら殴るよ?
と言おうとした相手が核をもっていたらどうでしょう。
もし殴りかかってきたら、核を撃ってもいいんだけど、なんて言われたらこれはマズいってことになるわけです。
これを聞いたときは衝撃でした。
いや、頭のどこかでは分かっていたのかもしれません。
最も強い力が一番の抑止力になるのは至極当然。何を隠そうアメリカが実証しているわけですから。
自分が軍事に興味を持っている事もあって核否定派なので、
真面目に「核を持てば北を止められる」なんて議論がされていたので衝撃でした。
広島・長崎の人達には申し訳ない発言をしますが、先に謝っておきます、ごめんなさい。
しかしいくら願っても祈っても、核拡散が止まる事がないのです。核は既に世界中に散らばりつつあります。
日本も平和利用としての核など、もはや非核三原則も破綻している現状、
核を「作らない、持たない、持ち込ませない」という考えを転換し
『核が使われないために核を持って抑制するという考えに切り替えなければ。
核の威力は以前いろいろ調べてましたので、その被害状況写真が頭に過ぎりますが
あくまで抑止力といえど、核否定派の自分が核を持つ事を考える日が来るとはね…
政治的兵器、というものは政治的にも最大の力を持っているという事です。
いろいろ考えましたが、もはや否定の仕様がない事実でした、残念ながら。


非核三原則は法ではなく、奇しくも集団的自衛権と同じでこちらも解釈的なものだそうです。
とはいえ、核を持つとしてもいきなり持つわけにはいかない。
アメリカから原子力潜水艦など、なんらかの方法で核を借りる方法があるそうです。
元に海外ではそういう事例もあるようなので、その方法も有効なのかもしれません。
何にせよ世界情勢とアメリカの動向を見ながら決めなければいけないでしょうから、慎重になる必要がありますかね。
各国の深層に隠した私利思惑が隠れているとも分かりませんから。
とはいえそれを理解するためには、まず非核三原則の撤廃を宣言しなければはじまらない、とも思います。
極論かもしれませんが、現状を打破するには極論ぐらいの衝撃を持たなければ。
この意味では日本は今最大のチャンスと遭遇しています。
今後日本がどう舵取りをしていくのか…見守るとしましょうか。









※私信
はてなWebLog形体変更のお知らせ>


機能よりこの雑記を日記モードからブログモードへと変更してみました。
日に何度も書く事が殆どないので変更したところであまり変わりないんですが
この方が(自分が)書く気力でるかなーと思いまして。
コメントも記事ごとに分かれてた方が書きやすいでしょうし。
伊達じゃなかったWeb2.0世代。確かにこれは革新的だった。
いい加減余計なしがらみ捨てて精神をWeb2.0へ乗り換えるかね ← 遅すぎww


ところでちょい久々の雑記から2エントリがミサイル関連。
Xbox関連を書くつもりで再開とした筈だったが、はて…
ま、緊急事態だったからね。書かずには居られなかったというか。